『児童養護施設という私のおうち』
書籍寄贈プロジェクト
一般社団法人たすけあいでは、
『児童養護施設という私のおうち』を
全国の学校へ届ける取り組みを行っています。
社会的養護を知るきっかけを学校現場に届け、
こどもや先生たちが、生い立ちの違いをふくめて
社会を考える入り口になることを願っています。

色のついた地域をクリックすると、寄贈した地域や冊数、これから届けたい地域が見られます◎
小中学校への
寄贈数
578冊
児童養護施設への
寄贈数
10冊
活動にかかった
費用
2,289,000円
「児童養護施設の子と関わるな!」
これは当時、わたしより9個下の女の子が、学校の先生から言われた言葉です。
子どもたちに教える立場にある先生が「施設だから」と決めつけ、その子の背景を知ろうともせず、じぶんの価値観のなかで言葉をぶつけてしまった。そして、その言葉を聞いた生徒たちが、その子をいじめるようになったといいいます。
この話は、本人から直接聞かせてもらいました。
学校教育と社会的養護は、本来、重なり合う場面が多くあります。けれど実際には、学校の先生が社会的養護について学ぶ機会はまだ多くありません。教育課程に進む大学生からも、「社会的養護の勉強はほとんどない」「触れてもほんの少しです」と聞きました。
本当は、すべての学校の先生に児童養護施設のことを知ってほしい。でもまずは、児童養護施設の子たちが通う学校の先生に、少しでも正しい理解を持っていてほしい。
そんな思いから、「社会的養護の入門書」として出版した著書を、児童養護施設の子たちが通う小中学校を中心に、子どもに関わる団体さんへ本書を寄贈するプロジェクトを始めました。
このプロジェクトを立ち上げたもうひとつのきっかけは、この本を出すにあたって、児童養護施設で暮らしていた子どもたちや、児童養護施設で働く職員さんに「どんな人に児童養護施設を知ってもらいたいか」を聞いたことでした。
その結果、回答の上位3つは「保護者・PTA(45.2%)」「就職先の上司や同僚(41.9%)」「近隣住民(31.8%)」というでした。
そして、質問を重ねていくなかで、こんな声にも触れました。
施設出身であることを人に話すことがすごく苦手で、高校生から今に至るまでほとんど打ち明けたことがありません。なんで打ち明けたくないのかは、自分の中でも整理ができてないところではあるのですが。この本を多くの人に読んでもらって、身近な人に嘘をつかなくてもいいような、自分を出せるような社会になるといいと思いました。
純粋に話しづらくて、他の人にコンプレックスを感じるから知ってもらいたい。
児童養護施設の悪い意味での特別感が友だち関係に壁を作ったり、あるいは恋愛に支障をきたすこともあった。 地域の人に施設出身である事がバレたくないがために、裏口から出たりするのが辛かった。
こんな声から、児童養護施設のイメージを変えて、施設の中の様子や、そこに暮らす人、また関わる人たちの声を知っていってほしいと思いました。
『児童養護施設という私のおうち』を、児童養護施設で暮らす子どもたちが通う小中学校や、子どもに関わる団体へ届けるため、クラウドファンディングを実施しました。多くの方の応援を受け、全国各地へ本を届けることができました。

2026年度より、書籍寄贈プロジェクトを再開しました。
講演活動を通して全国を訪れる機会が増え、ご縁のある地域も少しずつ広がってきました。だからこそ、今あらためて、本を届ける活動も再び丁寧に続けていきたいと思っています。これからも、児童養護施設で暮らす子どもたちが通う学校を中心に、知るきっかけを届けていきます。
よくある質問
主に、児童養護施設で暮らす子どもたちが通う小中学校を中心に寄贈しています。あわせて、子どもに関わる団体や支援機関などへの寄贈も行っています。地域や時期、在庫状況によってご案内できる範囲が異なるため、まずはお問い合わせください。
はい、寄贈先には無償でお届けしています。この取り組みは、みなさまからのご寄付や応援によって支えられています。
いただいたご寄付は、書籍の購入費、発送費、広報費など、書籍寄贈プロジェクトにかかる活動費として活用しています。より多くの学校や子どもに関わる場へ届けていくために、大切に使わせていただいています。
お問い合わせフォームよりご連絡ください。寄贈を希望される学校名・団体名、ご担当者さまのお名前、活用予定などをお知らせいただけるとスムーズです。内容を確認のうえ、在庫状況や時期をふまえてご案内いたします。
学校図書館での蔵書としてはもちろん、先生方が社会的養護について知るきっかけとして職員室に置いていただくこともあります。学級文庫や校内での共有資料として活用いただくことも可能です。